死生観について ※長文
私の個人的な
今年のテーマの一つに
「死生観」がありました。
誰しも避けることはできない
「死」をどう咀嚼するか?
とても考える機会が
多い1年でした。
おそらく
都心で働いていた時の
”広く浅く”というお付き合いから
コミュニティの”狭さと深さ”が
故の出会いと別れ。
まあ、
こいったことを真剣に
考えたくなる年頃なのかも
しれませんね。
たまには鍼灸師らしく
東洋医学的な
私の考えをシェアしたいと思います。
東洋医学は
万物を「陰陽」に分け
さらに機能を「五臓」という
枠組みに落とし込む学問
五臓には様々な要素が
組み込まれており、
驚くほど自然界の摂理に
軸を通しています。
この五臓には、
7つの感情が配当されています。
「怒」「喜」「思」「憂・悲」「恐・驚」
あなたにとって「死」は
どの感情に当てはまりますか?
多くの人にとって死は「恐れ」です。
しかし、死を恐れすぎると腎がやられ
腎臓がんや腎不全になります。
慢性腰痛、尿失禁、認知症なども
大きくはこの部類に入ります。
※必ずしもしがこわいから腎臓がんになる
という意味ではなく、恐れの感情が強すぎると
東洋医学でいう”腎”の機能に
影響を及ぼす可能性があるよ、という意味です。
最愛の家族や友人・恋人との別れは
「悲しみ」です。
深い悲しみから抜け出せなくなると
肺がやられ、声がでなくなり
呼吸器の疾患が出てきます。
息切れ、声枯れ、しゃべりたくない、
疲労感などの症状などもあります。
疲労感や動機といった
よくある自律神経症状ですが、
症状の原因の本質に
こういった深い感情が
隠れていることも多々ります。
しかし、
その感情を変えることは
私にはできません。
私ができることは
自分なりの考えを持ち、
患者様と向き合うことだけ。
「身心一如」
心と身体はひとつ。
身体の学びと同じくらい
人の価値観や思考を学び
臨床に落とし込めるからこそ
鍼灸師には価値があります。
恐れや悲しみといった感情の
究極のテーマこそ「死生観」
死んだらどうなるかなんてわからない
・・でもどうなるの?
あなたがいなくなったら
私は生きていけない・・
そんな漠然とした
苦しさや疑問に応えてくれる書籍を
いくつかご紹介します。
【人は死なない】
東大救命医の矢作直樹先生の書籍
かなり有名かもしれませんが、
現役ER医師の言葉だと「魂」の存在に
オカルトを感じなくなります。
【さよならのあとで】
イギリスで長い間読み継がれてきた、
死別の悲しみを癒すうた。
大切な人との別れに寄り添う、たった42行の言葉。
【いのちを呼びさますもの】
東大の心臓専門医である稲葉俊郎先生の書籍
いのちの本質について
自己治癒、芸術、伝統医学という観点から触れています。
鍼灸師さんにもおすすめしたい内容です
※レビュー書き出すと止まらないので
気になる方は読んでみて下さい
先日、沖縄の親戚が亡くなりました。
親戚のお葬式は、
お葬式というワードは使わずに
「お別れ会」という名目で
みんなで楽しく昔話に
華を咲かせたそうです。
死の捉え方、
残された人の在り方が
地域に根付いているのは
とても素敵ですよね。
死の解釈にもちろん
正解はありません
人がどうとかは関係ない
自分自身が
咀嚼できているかが大事
恐れや悲しみという強い感情を
無理やりコントロールしようとする
心の歪みは必ず身体症状
となって外に出てきます。
いつか死ぬ
その言葉にどれほどの解像度があるか?
解像度が高い人ほど
「今」に価値を見い出せる。
だからこそ人生で最も
価値があるものは
時間なのだと思います。
行動する
挑戦する
そういった時間の使い方が
正しいとされる価値観は
ある種の「呪い」みたいなもの
あなたがやりたい!
と思うこと、
こうなりたい!と思うことで
あればやるなら今です
他人の意見なんて無視です
だから寝たいときは
ちゃんと寝ていいんです!
遊びたいなら遊んだほうがいいです!
理想の生活があるならそのために
頑張ればいいです!
それでいいと思います。
私は、
生涯賃金2.5億の安定を失い、
劣等感しかないような
20代を過ごしました。
それでも
楽しかった思い出が
いっぱいです。
あの時に
「今」を選べたことが、
一生分の運、半分くらい使ったと思います
失敗しても後悔しない!
というよりは、
あの時の選択を後悔したくないから、
今頑張ってるのが本音ですけど、、
東洋医学は自覚症状が最優先で
客観的なデータや数値は二の次。
自分の心の声を聴き、
自分心の声に従う。
単純なことですが、
現代社会は自分と
向き合うことから遠ざける
仕組みが多すぎます。
量子力学、宗教、ジェンダー
感情が人体にもたらす影響
人知を超える存在・・
皆さんの心に土足で
踏み入るようなことは
決してしませんが、
かなりハチャメチャな思考で
皆さんのお身体
診させていただいてます。(笑)
腰痛の方に「腸腰筋が・・」
「仙腸関節が・・」と、いつも
説明してますが
人間の身体が、
物理の運動力学的な概念だけでは
到底語りつくせるようなものでは
ないという前提でお伝えしてます。
本当の意味での根本改善を
私は諦めずに日々施術しています。
その根本改善を
患者様が求めるのか?
私がお役に立てる人間なのか?
これは、また違う話
患者様との
ご縁をいただいた以上、
喜ばれる存在になるための
ベストは何か?を模索し続けることが
私の仕事観です。
大きなテーマを咀嚼する際には、
歯という名の「知恵」が必要になります。
その知恵を得るためには、
”本”からの学びと
”人”との出会いが
必要不可欠
私にもだんだんと大人の歯が
生えてきました(笑)
こういった東洋医学的な
概念の話をするのも好きですが、
症状の原因をあやふやな感情の
世界に放り込むのも嫌いです。
どんな施術でも
目の前にいる患者さんの
症状が楽になれば何でもいい。
オーダーメイドの施術を謳うからには
困っている方の身体と心に
寄り添える自分にもっと
磨きをかけないといけない。
そんな想いで臨床に挑んでいます。
長文でしたが
ここまで読んで下さって
ありがとうございます。
あなたの人生に
少しでも携われたなら
とっても嬉しいです🙇
相模原市緑区のはり灸院です。
鍼灸・整体・ダイエット・美容
●どこへ行っても解決しない筋肉のコリ
●更年期、自律神経症状を得意としてます。
東洋医学と西洋医学の知識をベースに
なぜ痛み、辛さが出ているのか?を
見極め、症状改善まで担当致します。
休診日:月・木
【10:00~20:00、予約制】
エリア:相模原市 緑区 津久井 三ケ木 相模湖
『辛さに向き合うオーダーメイド施術』